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カスタムオーダー受注の流れと注意点【工程・決済・トラブル予防】

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カスタムオーダー受注の流れと注意点【工程・決済・トラブル予防】

カスタムオーダー(オーダーメイド)は、ハンドメイド販売の中でも高単価・高満足度を実現できる魅力的な販売形式です。購入者の希望に合わせた一点物を作るため、愛着が生まれやすく、リピート率も高くなります。

しかし、曖昧なやり取りや確認不足が重なると、「思っていたものと全然違う」「制作が終わってからキャンセルしたい」というトラブルに発展することもあります。

この記事では、カスタムオーダーを安全・スムーズに進めるための全工程と注意点を解説します。


カスタムオーダーの全体フロー

①お問い合わせ・ヒアリング
        ↓
②見積もり・制作可否の確認
        ↓
③注文確定・決済
        ↓
④制作スタート・途中経過報告
        ↓
⑤完成確認・承認
        ↓
⑥発送・アフターフォロー

各工程での「やること」と「注意点」を順に解説します。


STEP 1:お問い合わせ・ヒアリング

ヒアリングで確認すべき項目

カスタムオーダーで一番大切なのは、制作前の「ヒアリング」です。曖昧なまま進めると、完成後に「こんなはずじゃなかった」というトラブルになります。

ヒアリングシート(基本版):

項目 確認内容
作品の種類・用途 何を、誰のために、どんな場面で使うか
デザイン・色 好みの色・テイスト・参考画像があれば共有
サイズ・数量 具体的な寸法・個数
素材 希望素材・アレルギーの有無
文字・名入れ 名前・メッセージ・フォントの希望
納期 いつまでに必要か(余裕を持って設定)
予算 おおよその予算感

初回問い合わせへの返信テンプレート

○○様

カスタムオーダーへのご関心、誠にありがとうございます!

ご希望に合わせた作品をお作りするために、
いくつかお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

①どのような作品をご希望ですか?(用途・イメージなど)
②ご希望の色・デザインはありますか?(参考画像があれば大歓迎です)
③サイズや数量はいかがでしょうか?
④お名前や文字の入れ込みはご希望ですか?
⑤ご希望のお届け日はいつ頃でしょうか?
⑥ご予算はいかほどでしょうか?(大まかで構いません)

ご要望をお聞かせいただければ、
お見積もりと制作可否をお知らせします。
どうぞよろしくお願いいたします。

△△

STEP 2:見積もり・制作可否の確認

見積もりの出し方

カスタムオーダーの価格は、以下の要素で決まります。

コスト要素 計算方法
材料費 使用する素材の実費(+10〜20%のロス分)
制作時間 時給×予想制作時間
諸経費 梱包材・送料など
デザイン料 デザイン作業に費やした時間
利益率 合計コスト×1.3〜1.5倍が目安

例:革製名入れキーホルダー(1個)の見積もり

項目 金額
革素材 500円
金属パーツ 200円
制作時間(1時間) 1,500円
刻印・文字入れ 500円
梱包材 100円
合計(原価) 2,800円
販売価格(×1.5) 4,200円

見積もり提示のメッセージテンプレート

○○様

ご希望の内容を確認いたしました。
お見積もりをご連絡いたします。

【ご注文内容】
・○○(内容の確認)
・サイズ:○○
・色:○○
・文字入れ:○○様

【お見積もり】
制作費:○○円
送料:○○円
合計:○○円

【制作期間】
ご注文確定から約○日〜○日

ご不明な点や変更のご希望があれば、確定前にお知らせください。
ご希望に合うようであれば、ご注文の手続きをお願いいたします。

△△

STEP 3:注文確定・決済

プラットフォーム別のカスタムオーダー決済方法

プラットフォーム カスタムオーダーの決済方法
minne カスタムオーダーページから購入 / 専用商品ページを作成して購入
Creema オーダーリクエスト機能を使用
BASE 専用商品ページを作成して購入

注意:メッセージでのみやり取りして、プラットフォーム外で決済するのは規約違反になる場合があります。必ずプラットフォームの仕組みを使って決済しましょう。

注文確定時に書面で残すべきこと

口約束だけでは後々「そんなこと言っていない」というトラブルになります。注文確定時には、合意内容をメッセージで文字に残しておきましょう。

確認メッセージの例:

○○様

この度はカスタムオーダーをご注文いただき、
誠にありがとうございます!

以下の内容でお作りします。
ご確認をお願いいたします。

【制作内容】
・作品名:○○
・サイズ:○○
・色:○○
・文字入れ:「○○」

【納期】○月○日頃の発送予定

ご確認いただき、問題なければ制作を開始します。
変更のご要望があればお早めにお知らせください。

どうぞよろしくお願いいたします。
△△

STEP 4:制作スタート・途中経過報告

途中経過の報告が信頼を生む

カスタムオーダーは完成まで日数がかかるため、制作中に「進捗報告」を送ることで購入者の不安を解消できます。

タイミングの目安:

  • 制作開始時:「本日から制作を始めました」
  • 制作中盤(任意):「こんな状態まで仕上がりました」(写真付き)
  • 完成時:「完成しました!ご確認をお願いします」

進捗報告メッセージの例:

○○様

こんにちは、△△です。
現在、○○様のご注文品を制作中です。

本日で全体の約半分まで仕上がりました。
[写真添付]

色味や雰囲気はいかがでしょうか?
この段階でご要望があれば、まだ調整可能ですので、
遠慮なくお知らせください。

完成まで丁寧に仕上げてまいります。
△△

STEP 5:完成確認・承認

発送前に必ず完成品の確認を取る

完成したら発送前に写真を送り、購入者の承認を得ることで「思っていたものと違う」という事後クレームを大幅に減らせます。

完成確認メッセージ:

○○様

お待たせいたしました!
○○様のカスタムオーダー品が完成いたしました。

[完成品の写真・複数アングル]

ご希望の通り仕上げることができました。
ご確認いただき、問題なければ発送の準備を進めます。

もし気になる点がありましたら、
この段階でお知らせください。

△△

カスタムオーダーのトラブル予防策

よくあるトラブルと予防策

トラブル 原因 予防策
「思っていた色と違う」 ヒアリング不足・写真のみの確認 発送前に完成品写真を送る
「急いでほしい」 納期の認識のずれ 最初に制作期間を明確に伝える
完成後にキャンセル 途中確認なし 要所要所で進捗確認を取る
追加要望が増える 都度対応してしまう 「追加料金が発生します」と事前に伝える
無断で範囲を広げる 曖昧な合意 メッセージで書面化しておく

カスタムオーダーを断るケース

すべてのオーダーに応じる必要はありません。以下のケースは丁寧に断ることが大切です。

  • 技術的に対応できない内容
  • 納期に間に合わない場合
  • 予算が制作コストに見合わない場合
  • 著作権・肖像権に触れるデザインの依頼

断り方のテンプレート:

○○様

ご依頼をいただきありがとうございます。

ご希望の内容について検討いたしましたが、
今回は制作が難しい状況です。

理由:○○のため

○○様のご希望に添えず、大変申し訳ございません。
またご縁があれば、喜んで対応させていただきます。

△△

まとめ

カスタムオーダーを成功させるポイントは「丁寧なコミュニケーション」に尽きます。

  • ヒアリングを徹底して、すれ違いをなくす
  • 見積もりと合意内容はメッセージで書面化する
  • 途中経過を報告して購入者の不安を解消する
  • 発送前に完成品確認を取ってトラブルを防ぐ

手間はかかりますが、カスタムオーダーはリピート率が高く、口コミにもつながりやすい販売方法です。しっかりとした仕組みを作れば、作家として大きな武器になります。

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