おとり効果で本命商品を売るための3段階価格設定【行動経済学】
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この記事の目次
おとり効果とは?
おとり効果(デコイ効果)とは、3つの選択肢を提示すると、「おとり」の存在によって本命商品の選択率が上がる心理現象です。行動経済学者ダン・アリエリーの研究で、おとりの追加により本命商品の選択率が最大62%向上したことが報告されています。
ハンドメイド販売での活用法
基本の3段階設定
| グレード | 内容 | 価格 | 役割 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | シンプルなデザイン | 2,500円 | 入口商品 |
| スタンダード | 人気デザイン+ギフト包装 | 3,800円 | 本命 |
| プレミアム | 高級素材+ギフト包装+メッセージカード | 4,200円 | おとり |
プレミアム(4,200円)は本命のスタンダード(3,800円)とわずか400円差。お客様は「400円多く払うほどの差はないけど、ベーシックよりスタンダードの方がお得」と感じ、スタンダードを選ぶ確率が大幅に上がります。
実例:ピアスの3段階設定
① シンプルピアス(ガラスビーズ) :1,800円
② 天然石ピアス(アメジスト+14kgf):3,500円 ← 本命
③ 天然石ピアス(同上+ギフトBOX) :3,900円 ← おとり
③が②とほぼ同じ内容なのに400円高い→②が「ちょうどいい」選択に見える。
商品ラインナップへの応用
オーダーメイドの場合
① ベーシックオーダー(色選択のみ) :5,000円
② フルオーダー(色+サイズ+刻印) :7,500円 ← 本命
③ プレミアムオーダー(②+専用BOX) :8,200円 ← おとり
セット販売の場合
① ピアス単品 :3,000円
② ピアス+ネックレスセット :5,500円 ← 本命
③ ピアス+ネックレス+ブレスレット:6,000円 ← おとり
よくある質問
おとり商品は実際に売れなくてもいい?
はい。おとりの役割は「本命を選びやすくする」ことです。おとりが売れた場合は利益率が高いのでそれはそれでOK。売れなくても問題ありません。
2つだけの商品でもおとり効果は使える?
3つの選択肢がないとおとり効果は機能しにくいです。最低3つの選択肢を用意しましょう。商品が2つしかない場合は、ギフト包装付きバージョンを追加するだけでも効果があります。
まとめ
- 3段階の価格設定で本命を真ん中に置く
- おとり(最高価格帯)は本命と少しの差額で設計
- お客様が「真ん中がちょうどいい」と自然に感じる構成に
- セット販売やオーダーメイドにも応用可能