売り方ラボ
収入・税金

会社員のハンドメイド副業が会社にバレないための注意点【住民税の分離納付が鍵】

売り方ラボ
||5分で読める
🤫

会社員の副業が会社にバレる主な経路

ハンドメイドを副業として販売している会社員にとって、「会社に知られたくない」という方は少なくありません。会社に副業がバレる経路としては主に以下のものがあります。

  1. 住民税額の変化:副業収入が増えると住民税が増え、会社の経理担当者が気づく
  2. 同僚・知人のSNS発見:minne・Creema・Instagram等で偶然発見される
  3. 社内でのうわさ:知人に話したことが広まる
  4. 税務調査からの流れ:極めてまれですが、会社への問い合わせが来るケース

このうち最も現実的なリスクは住民税です。

住民税バレのしくみと対策

なぜ住民税でバレるか

確定申告をすると、副業の所得も含めた住民税額が計算されます。会社員の場合、住民税は会社が給与から天引きして納付する「特別徴収」が一般的です。副業収入分の住民税も含めた通知が会社に届くため、経理担当者が「あれ、この人の住民税が上がっている」と気づく可能性があります。

対策:普通徴収への切り替え

確定申告書の「住民税に関する事項」の欄で、**「自分で納付(普通徴収)」**を選択することで、副業分の住民税を自分で直接納付できます。これにより、会社への通知を副業分だけ分離できます。

手順

  1. 確定申告書(第二表)の「住民税に関する事項」を探す
  2. 給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法について「自分で納付」にチェック
  3. 申告書を提出する

ただし、自治体によっては給与所得と副業所得の分離が完全にできない場合もあるため、100%バレないとは言い切れない点に注意が必要です。

副業禁止規定の確認

副業の発覚以上に重要なのは、そもそも自社の就業規則で副業が禁止されているかどうかの確認です。

就業規則の状況 対応
副業全面禁止 リスクが高い。交渉または副業の規模縮小を検討
届出制・申請制 申請すれば問題なし
特段の規定なし 基本的に問題なし(競業避止など別の規定を確認)
副業推奨・解禁 安心して取り組める

2024年以降、副業を解禁・推奨する企業が増えていますが、まだ禁止している企業も多いです。就業規則の「副業」「兼業」「二重就職」などの項目を確認しましょう。

ハンドメイドは副業禁止に該当するか

就業規則で副業禁止と定められていても、完全な禁止が法的に有効かどうかは状況によります。判例では、労働者の職業選択の自由を理由に、「本業に支障をきたさない副業の一律禁止は無効」とされたケースもあります。

ただし、「就業規則違反」として懲戒処分の対象にされるリスクはゼロではないため、法的に争うよりも先に会社に相談することを検討しましょう。

確定申告での注意点

年間20万円の判断ライン

会社員がハンドメイドで得た所得(売上-経費)が年間20万円以下であれば、確定申告は不要です(住民税の申告は市区町村に別途必要な場合あり)。

ハンドメイド所得 確定申告 住民税申告
20万円以下 不要 必要(市区町村)
20万円超 必要(税務署) 確定申告で兼ねる

20万円のラインは「収入(売上)」ではなく「所得(売上-必要経費)」であることに注意してください。材料費・手数料・送料などを差し引いた金額が20万円以下なら申告不要です。

申告の際の注意事項

  • 「雑所得」か「事業所得」かの判断は慎重に
  • 副業の確定申告書を提出する際、住民税の欄を必ず「自分で納付」に変更する
  • 還付がある場合でも同様に普通徴収を選択することを忘れずに

SNSでのバレ防止策

会社の同僚や上司にSNSでショップが発見されるリスクを減らすには:

  • 本名・勤務先・顔写真を掲載しない
  • ショップ名と本名を結びつけられる情報を出さない
  • 会社のPCや会社メールでショップ管理をしない
  • 会社の時間・設備を使った製作をしない(これは副業問題以前にNG)

まとめ

会社員がハンドメイドを副業にする際の最大のリスクは住民税の変化です。確定申告の際に普通徴収を選択することがバレ防止の基本対策です。一方、就業規則を確認し、可能であれば会社に届け出ることが最もリスクの少ない選択です。副業禁止が撤廃されつつある現在、正直に申告して安心して活動できる環境を整えることも検討する価値があります。